美しい自然と卓越した人知の融合からカレドニアンコースは生まれた

「カレドニアン・ゴルフクラブの18ホールを歩いてみると、ひとつとして同じ“顔”がないことに気づくだろう。」

このコースを手がけたマイケル・ポーレット氏の言葉だが、その言葉通りの設計コンセプトが遺憾なく発揮されている。

国内男子メジャーの日本プロゴルフ選手権をはじめ、数々のトーナメントの会場となってきたことでも知られるカレドニアン・ゴルフクラブ。複雑なアンジュレーションと高度な戦略性、高速グリーンが織り成すこのコースは「神への挑戦」によって誕生したゴルフ場だ。

会員は誇りをもって人に語ってください!

終生、飽きのこないコース

「戦略型コース設計の特徴は常にエキサイティングでバイタリティに富むこと、と同時にプレイヤーの能力に合わせてゴルフが楽しめるデザインでなければならない」とポーレットは述べています。

先ずコースデザインのコンセプトには二つの目的があります。

その一つは、全てのゴルファーに対して面白いものであり、エキサイティングなものであること。そしてすべてのゴルファーにとって公平なコースであることです。

第二の目的は、ゴルファーがすべてのクラブを巧みに使い分けることによって、常にチャレンジのチャンスに恵まれ、エキサイティングなものでると同時に、きわめてバイタリティに富んだものであることです。[とポーレットは強調していました。]

そこで、終生飽きのこないコースとしてカレドニアンはデザインされ、誕生しました。

会員の皆様がそれぞれの能力、知略に応じてコースの奥深さを堪能していただけたら幸いです。

第35回開場記念杯が開催されました。

10月3日・4日・5日の3日間延べ548名の会員が参加して盛大に開催されました。
天候も大きな崩れもなく、トーナメント並みの12フィートのグリーンスピードに四苦八苦されながらもプレーを楽しまれました。
パターコンテストや100ヤードチャレンジ、クラブの試打会、くじ引き、マジシャンによるマジックショーなどのアトラクション、「銀だこ」のキッチンカーや焼きそば、焼肉もあり、パーティーでは豪華賞品の授与で盛り上がりました。

グリーンはコースの顔である

ゴルフコース設計家はどんな意図と企みでグリーンを造るのだろうか?
形も不定形だし、旗を立てる位置が日替わりで、その都度に面白さを変えてゴルファーを愉しませるグリーンとは、まさに造形の妙であり、ゴルフの奥深さを感じるところ。「グリーンはコースの顔である」という格言も頷けよう。
設計家のマイケル・ポーレットは変幻自在な形とグリーン上のアンジュレーションを駆使して「あなたの技量を正しく数字に反映させる」ことを約束している。
変幻自在なグリーンから導き出される攻略ルートに触発され、カレドニアンGCをこよなく愛したのが晩年の中部銀次郎だった。
彼の育った下関GC、廣野GC、東京GCにはないモダンクラシックコースの醍醐味を堪能したのだった。

―西澤忠(ゴルフジャーナリスト)―

 

美しい造形と“汀のバンカー”

平成2年、カレドニアン・ゴルフクラブのコースが登場すると、ゴルフ記者だった私は「君はあそこに入会したのか」と尋ねられるほど熱心に通った。

そしてしばしば食堂で日本アマ6勝の中部銀次郎氏や設計家でゴルフ著述家そして現役時代アマチュアナショナルチームの代表だった金田武明氏の顔を見かけた。

商売仇のゴルフ雑誌のベテラン記者たちも、よく姿を現していた。

彼らは揃ってゴルフ理解は深い。そんな彼らはなぜカレドニアンに魅せられたか…!

(文:田野辺薫)

銀次郎が残した言(こと)の葉

「カレドニアンで一番いいのは、いつラウンドしても愉しい、それが一番でしょ」

類似したホールが一つもない戦略性の高いコースを故中部銀次郎さんは本心から愉しみました。
1番から18番まですべてが本物で、偽物がないと讃えたのです。しかしながら当時はまだ超高速グリーンは具現していませんでした。
カレドニアンの10年以上の努力の結晶を体験されたら銀次郎さんはどのように感動されるか!想像するのも愉しいですね・・・。

2025KGAジュニア育成に毎年全面的に協力しています

KGAのジュニア育成に毎年全面的に協力しています。
KGA杯ジュニアゴルフ大会がカレドニアンで開催されました。

7月21日(木)女子の部(6,190Yards Par72)出場92名
7月22日(金)男子の部(6,846Yards Par72)出場83名

猛暑の為KGAからの熱中症対策の注意喚起がされる中、中学・高校生選手は酷暑の中18ホールを廻りきり健闘しました。

主な成績は次の通りです。(10位まで)

女子の部12~14歳の部

 五十嵐歩叶 さん

女子の部15~17歳の部

崎浜ゆい さん

男子の部12~14歳の部

春原夕真 さん 

男子の部15~17歳の部

島田皓 さん

パターはヒヨコ

パターはヒヨコ(雛)をつかむようにグリップせよ!<スコットランドことわざ>

カレドニアンの超高速グリーンではパターを固く握ることは致命的な欠陥となるでしょう。

コース課スタッフの汗で猛暑に耐えて11フィート台の滑らかなグリーンを維持しています。

「14フィート研究室」では、連日連夜研究工夫を重ねて、日本のトーナメントより数段速いグリーンの実現を試しています。

会員各位におかれても、フェザー・グリップ(Feather Grip)でカレドニアンの高速グリーンに挑戦していただければ幸いです。

クラブハウス玄関脇に御影石製のカレドニアンゴルフクラブの銘石が設置されました。

右側の富里ゴルフ倶楽部の記念モニュメント銘石には、「カレドニアンゴルフクラブの根源、富里ゴルフ倶楽部は空港建設の為に2023年12月31日に惜しまれながら閉場しました。高い戦略性、超高速ワングリーンの実現は日本のゴルフコースのターニングポイントになりました。思い出を込めて、ここに富里ゴルフ倶楽部の銘石を移設しました。」と記されております

この二つの銘石が並ぶことに大きな意味があります。

猛暑続きの中でもグリーンコンディションは最高!

昨年の夏は一部グリーンに傷みが出ましたが、昨年の失敗から学び今年のメインテナンスは行き届いており、酷暑にもかかわらず滑らかな状態に仕上がっています。

内陸のコースと比べて海風が心地よく流れ、酷暑とはいえ連日快適なプレー環境にあります。

夏休みにご家族ご友人ときれいに整備された美しいコースでゴルフをぜひお楽しみください。

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